一般社団法人ダム工学会
 
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令和元年度 九州地区現場見学会 開催報告


                 一般社団法人ダム工学会 企画運営員会
                活性化推進小委員会 九州地区連絡会 幹事

 

 ダム工学会九州地区連絡会では、一般・学生の方々、ダム技術者・研究者およびダムファンに、ダム現場見学や講演会の場を提供することで、ダムに関する基礎知識や情報を社会に広く適切に伝え、ダムに親しんでもらえるようにとの思いから始めました。

1.はじめに

 本年度は、大成建設(株)、(株)菅組、(株)友岡組共同企業体および西松建設(株)、(株)安藤・間、青木あすなろ建設(株)共同企業体の協力を得て、大分県の「玉来ダム」および熊本県の「立野ダム」の建設現場において見学会を開催し、盛況のうちに無事終えることができましたので、以下に実施した概要をご報告いたします。


2.見学会の概要

 ● 見学日時および見学場所
   開 催 日:令和元年10月11日(金曜日)
 ● 参 加 者 :18名

開催日 大学 官公庁 民間
10月11日 2名 0名 16名 18名

 ● 見学会プログラム(当日配布資料)


3.稲葉ダム見学

 見学会当日は、朝8時に博多駅前に集合し、中型バスでまずは大分県の稲葉ダムへ向けて出発しました。 稲葉ダムでは、30分の見学時間で左岸側、天端、下流側等から各々自由に見学を行いました。


【左岸下流からの見学】 【稲葉ダム案内板】
【ダム天端からの見学】 【当日の湛水状況】


4.玉来ダム見学

(1) 玉来ダム事業概要説明

 稲葉ダム見学後、玉来ダムJV事務所へ移動しました。
JV事務所にて昼食後、ダム工学会九州地区連絡会会長の矢野真一郎より挨拶をしました。
 その後、まずは玉来ダム建設事務所の桑原次長より玉来ダムの事業概要説明を頂きました。

【矢野真一郎会長挨拶】 【桑原次長による説明】


(2) 玉来ダム現場見学

 JV事務所での事業概要説明後、玉来ダム建設現場へ移動しました。
 玉来ダムは、治水目的で大分県竹田市に建設中のダムで、堤高52m、堤頂長145m、有効貯水容量4百万m3の重力式コンクリートダム(流水型)です。
 見学は、JV様の案内で左岸側天端〜骨材プラント〜減勢工下流側の順で行いました。

【左岸天端からの見学】 【基礎岩盤のボーリングコアの見学】
【打設状況】 【骨材プラント見学1】
【骨材プラント見学2】 【骨材プラント見学3】
【減勢工見学1】 【減勢工見学2】
【減勢工見学3】 【参加者写真】

4.立野ダム見学

 玉来ダム見学後、立野ダムへ移動しました。
 まずは立野ダム下流の展望台から見学を行いました。展望台には、立野ダム建設予定地を背景に、ダムカードに入り込んだような写真が撮れるようになっており、各自順番に写真を撮影しました。
 その後、堤体右岸側において立野ダムJV様より立野ダム建設の概要を説明頂き、場内の展望台からの見学を行いました。

【立野ダム下流展望台】 【建設予定地】
【立野ダムJVによる説明】 【場内展望台からの見学】
【上流仮締切状況】 【基礎掘削状況】

5.おわりに 

 今年度は、見学先の内、玉来ダム・立野ダムとも建設中のダムを見学するコースとしました。 県を跨いでの移動ということもあり、移動時間が長く参加者の方にはご負担をお掛けしましたが、参加頂いた方からは「通常は立ち入れない場所の見学や、現場の方の説明を聞けるのはとても有意義である。」などのご意見を頂き、概ね満足頂けたかと思います。ご協力を頂いた玉来ダム建設事務所の方々、玉来ダムJV様、立野ダムJV様その他関係各位には厚く御礼申し上げる次第です。

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