一般社団法人ダム工学会
 
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ダム工学会 〝with DamNight in 北海道″ 開催報告

            板東 格哉(「with DamNight in北海道」実行委員)
               尾山   玲 (      同        上      )        

1.はじめに
 ダム工学会創立25周年の記念事業として、「with DamNight」をここ北海道でも1023日(金)に札幌で開催いたしました。
with DamNight in 北海道」は、各地区共通テーマ「ダム好学の夜」に加えて、北海道独自のサブテーマをクラーク博士の名言から「少年よ、北の大地よりダムを語れ!」と銘打ち、4つの“夜噺”と“トークショー”による構成で開催しました。

定員150名に対し来場者156名と、大盛況のシンポジウムになったwith DamNight in北海道」について以下に報告いたします。
■開催日時 20151023日(金)
■開催場所 TKP 札幌駅カンファレンスセンター(3階 ルーム3A3C
      北海道札幌市北区北7条西2丁目-9
■参加人数 156

 ■プログラム
開場・懇親タイム  17301830  (懇親会場ルーム3C)

オープニング    18301835 
開会挨拶      18351840 
講演(4つの夜噺) 18402040  (講演会場ルーム3) 
トークショー    20402125 
閉会挨拶      21252130 

              「with DamNight in 北海道」のパンフ

 
  .懇親タイム
 開場1730から開会1830までの待ち時間を利用し、ダム専門家やダムファンが語り合う「懇親タイム」を設定いたしました。懇親タイムは、講演会場とは別の懇親会場(ルーム3C)に軽食とドリンクを用意して、開会前から参加者がダムについて情報交換し、語り合いました。また、懇親会場には、ダムパネル・ダムカード展示、ダムDVD上映コーナー等を設け、様々なダム情報を公開して「懇親タイム」を演出いたしました。
 
 
 懇親タイムの状況1  懇親タイムの状況2
 上杉専務とダム王子の2ショット  ダムカードを携帯で写すファンとその姿を撮る地元テレビカメラマン
 夕張シューパロダム竣工記念パネル1  台形CSGダム(当別ダム)パネル
 夕張シューパロダム竣工記念パネル2  ダムアワード記念パネルと盾
 十勝ダム30周年記念パネル  全国のダムカード紹介パネル
 

 
 3.講演会場の状況
  講演会場は、満席状態で一部補助席や立ち見が生じるほど、大盛況であった。

 4.オープニング 
  オープニングは、実行委員会が「魅力溢れる北海道のダムたち」を5分程の映像で紹介 しました。映像は、実行委員会がこのイベントにかける思いを示した「こだわりの自信作 」で、夕張シューパロダムの夜景画像から始まり、壮大な音楽をベースに北海道のダムの 100年近い歩みを5期に分けて、厳しい自然環境のなかでダム技術の発展に貢献した北海 道のダムたちを動画で紹介しました。
 
 オープニング動画上映状況
 .開 会
  司会者の橋本登代子さんから『いよいよ、「with DamNight in北海道」の開演です 』との美しい発声で楽しい夕べがスタートしました。最初に主催者であるダム工学会の濱 口会長より開会挨拶がありました。濱口会長からは、with DamNight」をここ北海道 で開催することになった開催経緯や開催主旨、今夜の期待についてお話がありました。
   
 濱口会長の開会挨拶  司会者:橋本登代子さん
 
(フリーアナウンサー)
 .夜噺
 ◆夜噺1:このダム実は〇〇なんです

 ~北海道のダムあんなこと、こんなこと~
噺手:「with DamNight in北海道」
                              実行委員 尾山 玲 氏

 最初の夜噺は、実行委員会から尾山氏がダムに関する以下の裏ネタを紹介いたしました。「熟 成」:ワインやコーヒーの貯蔵・熟成実験を行っている豊平峡ダムを紹介。更には新たに熟成できそうな物について尾山氏の妄想も・・・。「アート」:鹿ノ子ダム監査廊壁面に描かれた個性的なアートの数々を紹介。(地域住民にダム施設を開放、自由な絵をダムに描くイベント)
「輪 廻」:何度も生まれ変わり現在に至る幌内ダムの数奇な歴史を紹介。更には、リメイクしたダムとして美唄ダム、新中野ダム等も紹介(する予定であった)尾山氏は、まだまだ紹介したいネタがあるようでしたが、時間通りの進行に燃える司会者からストップがかかり夜噺を強制終了した。ユーモア溢れるトークと司会者との絡みに会場から笑いがでていました。
 
 
 尾山氏の夜噺1
 ◆夜噺2:ダムは本当にムダなのか?
 ~北海道のダムおじさんが語るダムの効果と必要性~
                           噺手:北電総合設計㈱ 福本 哲夫 氏
 “北海道のダムおじさん”こと福本氏は、これまで北海道の多くのダムの計画・設計に携わってきており、“ダム設計技術者の世界”では、北海道はもとより全国的にも有名なダムおじさんです。
 また、「エジソン福本」との異名も持ち、幅広い見識と独創的なアイディアに基づいた技術営業や実務指導には定評があります。
 夜噺は、ダムの効果と必要性を技術的に論じたお話で、最初に我が国の河川特性、河川計画の基本を説明し、その上でダムによる洪水調節の効果と必要性を論じました。また、ダムの経済効果は恒久で大きいとの持論も展開し、ダムの効果は想定より大きいことも併せてお話いただきました。最後に司会者から、今後若手技術者へ望むことを質問されていましたが、「いい意味で、型にはまらない技術者になってもらいたい」とエジソン福本氏らしいお答えいただきました。
 
 
 福本氏の夜噺2
◆夜噺3:ダム王子の見た北海道のダム
             噺手:ダム愛好家、ダムツーリズムプロデューサー 琉 氏
 

 夜噺3は、ダム王子の琉氏が登壇です。司会者から「何と綺麗な顔をしているのでしょう」というアナウンスもあり、登壇とともに王子のオーラ全開でした。
 夜噺は「ダム王子の見た北海道のダム」と題して、様々なデータから北海道のダムと本州のダムを対比して、北海道のダムの特徴を考察したものでした。
具体的には、北海道はダムの数が日本で一番多いが、ダム密度が薄くダム巡りの効率は良くない。また、ダムの形は「長くて低い」特徴がある。
高いダムがなくても魅力的なダムは沢山あり、「何度でも行きたくなる地が北海道」というオチで夜噺を結んでいます。
最後に司会者から、ダムの魅力について質問されましたが、王子は「同じ形のダムがないこと」とすぐさま答え、これは本物のダムファンだと感心いたしました。
 
 
 琉氏の夜噺3
 ◆夜噺4:ダムカードめぐりの旅:回想編
~旅を通して芽生えたダム愛は、永遠に「不滅」ッ!~
         
噺手:『ウエスギ専務』こと上杉周大氏&番組プロデューサー岸弘氏

 夜噺のトリは地元タレントの『ウエスギ専務』こと上杉周大氏の登壇です。
夜噺は以下の内容について、上杉氏と進行役の岸(札幌テレビ放送株式会社:プロデューサー)2人のトークとVTR上映が行われました。
①我々は何故ここに…の出演経緯を含めた自己紹介から夜噺は始まった
 地元テレビ番組の企画(ダムカード巡りの旅)でダムカードを集めた「にわかダムマニア」
②この旅の思い出やエピソード紹介
 旅の写真紹介、旅で実施した水上スキー体験の爆笑VTRを放映
 旅の中で偶然生まれた合言葉『ダムLOVE』の紹介
③『ダムLOVE』は北海道のダム業界の共通言語に!
 ダムLOVEの輪を広げるロケの爆笑VTR放映
④最後は会場の皆さまと、もう一度『ダムLOVE』で終了
 
  2人の軽妙なトークと合言葉『ダムLOVE』の誕生で、会場の盛り上がりは最高潮になりました。 
 「ウエスギ専務」と岸氏の夜噺4 
 .トークショー
トークショーは、日本ダムアワードを参考にして、北海道のダムを4つのカテゴリーに分け、その代表ダムをゲスト陣のトークや会場拍手の大きさ(dB値計測)で選定し、さらに、各カテゴリーの代表ダムから大賞ダム「魅力のある北海道のダム」を選定する内容で行いました。以下にトークショーの状況を示します。

 ◆トークショー進行概要

実行委員会が独断で4カテゴリーとノミネートダムを選定(下表参照)

事前

準備

実行委員会がノミネートダムを紹介

トークショーで実施

ゲスト陣がカテゴリー代表ダムについてトークする

ゲスト陣のトークを参考に、カテゴリー代表ダムを会場の拍手(dB値)により選定

カテゴリー毎に②~④を繰り返す

4つの代表ダムから大賞ダム選定についてゲスト陣がトークする

ゲスト陣のトークを参考に、大賞ダムを会場の拍手(dB値)により選定

 


◆トークショー出演ゲスト陣
中村靖治氏
(元北海道開発局、ダムマイスター)

琉氏
(ダム王子、ダム愛好家)

川崎秀明氏
(ダム工学会、ダムマイスター)
◆トークショー出演実行委員
尾山玲氏、菊地耕氏


◆カテゴリー代表ダムと大賞ダム

カテゴリー   ノミネートダム
 1 最も道民に親しまれているダム 豊平峡ダム,金山ダム,笹流ダム,定山渓ダム
 2 最もビジュアル系な北海道のダム 夕張シューパロダム,東の沢ダム,留萌ダム洪水吐き,二風谷ダム
 3 最も北海道を感じさせるダム 雨竜第一ダム,奥新冠ダム,高見ダム,忠別ダム
 4 最もダム技術の進歩に貢献したダム 桂沢ダム,新中野ダム,美利河ダム,当別ダム
 大賞 最も魅力のある北海道のダム  雨竜第一ダム
 
大賞は雨竜第一ダム 

◆トークショーの結果
カテゴリー1は、トークで豊平峡ダムと金山ダムに意見が分かれ、会場の拍手(dB値)により豊平峡ダムが選定され、カテゴリー2では、トークで東の里ダム、会場拍手でも東の里ダムが文句なく選定されました。
 カテゴリー3は、トークでそれぞれのダムに味があり代表選定は難しいとなり、4ダムの会場拍手により雨竜第一ダムが選定され、カテゴリー4は、トークで新中野ダム、会場拍手でも僅差で新中野ダムが選定されました。
大賞ダムは、本命豊平峡ダムと思われたが、トークではフレンチ、イタリアン、中華、和食を並べて、どれがおいしいかを選ぶようなもので、選定は大変難しいとギブアップ宣言がとびだし、会場拍手により「雨竜第一ダム」が本命を破り大賞受賞となりました。 

 
.終わりに
 北海道で初開催となった「with DamNight」に、我々実行委員会も不慣れで、手探り状態のイベント企画・運営でしたが、何とか無事イベントを開催することができました。開催主旨である「みんなで北海道のダムの魅力について語り合う」の実行に加えて、笑いとダム愛に溢れたイベントを目指して企画・運営を行って参りました。
 その結果、合言葉「ダムLOVE」の誕生などもあり大変盛り上がり、また参加者156名の大盛況イベントとなりました。また、終演後に「ウエスギ専務」と参加者全員で記念写真を撮り、ダムカード風のイベント記念カードに加して希望者へ後日送付いたしました。最後に、楽しい夜噺を聞かせてくれた講師の方々、トークショーで熱いトークを繰り広げたゲスト陣、関係団体の日本大ダム会議や日本ダム協会の各位様、展示パネル・DVD等の提供を頂いた北海道開発局と北海道の関係者様に対し、心からお礼を申し上げます。 
 
 
 
 
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