一般社団法人ダム工学会
 
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行事報告

☆ 浅川ダム 見学記 ☆

 

1.はじめに

 見学会1日目(平成24年10月25日)は、長野県浅川改良事務所が建設中の浅川ダムを見学させて頂きました。本見学会では、地元・環境対策に配慮した本体施工状況およびCSG工法による地すべり対策などのご説明と、現場見学をさせて頂きましたので、ご報告いたします。 浅川ダムは、平成13年に脱ダム宣言で工事を一時中止していましたが、平成18年に洪水調節専用(流水型)ダムとして建設することになり、本年9月19日に定礎式を行っています。浅川ダムの概要は以下のとおりです。

2.浅川ダム概要

場     所 長野県長野市浅川一之瀬
目     的 洪水調節
形     式 重力式コンクリートダム
堤     高 53m
堤  頂  工 165m
堤  体  積 141,000m3
総貯水容量 1,100,000m3

2.浅川ダム現地見学 
 
 浅川ダムには、集合場所の長野駅からバスで30分も経たないうちに到着し、ダムサイトには4年ほど前にも伺ったことがありましたが、改めて長野の市街地からの近さ、河川の急峻さを実感しました。
 現地到着後、現場事務所にて長野県浅川改良事務所・浅川ダムJV事務所から、浅川ダムの特徴を踏まえて、洪水調節方法・常用洪水吐き・魚道・流木捕捉工・基礎岩盤の特性を踏まえた掘削打設計画などの事業計画と施工計画や状況についてご説明を頂きました。
 概要説明で全体像を把握した後、まず始めに、ダム左岸の造成アバットメント上に設けられた展望所から施工現場を一望し、ダムサイト全景・仮設備配置状況(主打設設備:定置式タワークレーン)・現在の施工状況についてご説明を頂きました。写真1には、左岸造成アバットメント上の展望所から概観した打設面を示します。 その後、CSG押え盛土のご説明を頂きながら河床部へ移動し、転流状況・仮設備を見学させて頂きました。写真2は、至近距離でのコンクリートバケット積込状況です。

写真1 ダムサイト打設面
(左岸造成アバットメントから望む
写真2 至近距離での
コンクリートバケット積み込み状況

 堤体打設面では、基礎岩盤の地質状況や打設状況を、実際に手を触れることができる場所でご説明を頂きました。現場の最後には、下流側から常用洪水吐き、魚道について現場でのご説明を頂きました。 以上、洪水調節専用ダム・CSG押え盛土など新たな技術を駆使した浅川ダムの現場見学会について報告させて頂きました。私はコンサルタントという職種上、実際の施工状況を間近で見ることは多くはなく、本見学会は、ものづくりの基本である現場の重要さを再認識できた良い機会でした。 最後に、長野県浅川改良事務所及び浅川ダムJV事務所の皆様には、ご多忙の中、会場の準備や現地のご案内を頂きましたことを、ここに厚く御礼申し上げます。
写真3 左岸基礎岩盤見学状況 写真4 打設面見学状況
(右岸上流側から望む)
写真5 減勢工、常用洪水吐き吐口見学状況 写真6 浅川ダム現場見学集合写真

 [(株)建設技術研究所 倉橋 宏]

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